友の会イベント

「おしらせ」156号(2021年10月12日発行)掲載の世田谷文学館友の会の重要事項などをお知らせします。


講座 柳田國男『遠野物語』を読む

民話は我々の「心の古里」と言っても過言ではないでしょう。農商務省(農林水産省と経済産業省の前身)の官吏だった柳田國男(1875~1962)は民話にも強い関心を持ち、特に岩手県遠野市に伝わる民話の数々を地元の青年、佐々木喜善(1886~1933)から聞き取った119話を明治43年(1910)6月、自費出版の形で『遠野物語』として350部を出版しました。後に柳田は民話、所謂伝承文芸の研究に打ち込み日本の民俗学確立に尽力、その功績により昭和26年(1951)には文化勲章を受章しました。

私が初めて遠野市を訪れたのは『遠野物語』刊行百年の平成22年(2010)のことです。盛岡から車で約2時間、遠野はひっそりとした佇まいの山間の町でした。河童伝説のカッパ淵を始め、『遠野物語』の題材になった所を見て步き、昔話を伝承する語り部の方言混じりの話を聞くなど、日帰り旅行の慌ただしい日程でしたが忘れ得ぬ思い出の旅でした。

今回の講座では『遠野物語』からザシキワラシやカッパなど代表的な民話をピックアップし、先ず柳田の原文(文語体)を解説、続いて京極夏彦氏(直木賞受賞作家)による現代語訳を朗読していただく形で進める予定です。

時間の制約上、ごく限られた民話のご紹介になりますが、これを機会に是非『遠野物語』全文をお読みいただければと切望しております。(講師メッセージ)

講師:平出洸 氏(世田谷文学館友の会前会長)
朗読:森ゆり子 氏(世田谷文学館友の会編集委員)
日時:11月16日(火)
午後2時30分~4時30分(受付は午後2時15分)
会場:世田谷文学館2階 講義室 ※会場ではマスク着用をお願いします。
参加費:会員800円/回(会員以外1000円/回)
申込:11月8日(月)必着(応募者多数の場合は抽選)


納めの散歩 三軒茶屋界隈に暮らした流離い人の文人たち 〜山田風太郎・永井叔・三好達治・林芙美子、そして今秋98歳の佐藤愛子〜

街道と街道とが分岐する三軒茶屋は、人々が集まりまた去っていく分去れの町である。人々は生を躍動させ、物欲が渦巻くなかを生き抜く。そんな町になぜか交わって生活し、流離っていた文人たちがいる。

医学生になった山田風太郎は三軒茶屋に住み始めた頃、『戦中派不戦日記』に「大隠は市に隠る、つまりは、真の隠者は、人里離れた山中などに隠れ住まず、かえって俗人にまじって町中で超然と暮らしているということだ」と記している。

戦後、道路の整備がなされぬまま急速に発展し、いまだに残る入り組んだ路地や町並みは味わい深い表情を見せてくれると同時に、不思議や秘密の隠れている町、三軒茶屋界隈の魅力を味わってください。(案内人メッセージ)

日時:2021年12月3日(金)及び12月4日(土)(両日とも同じコース、小雨天決行)
集合:12時45分集合、三軒茶屋駅そば「キャロットタワー」1Fロビー(会旗あり)
案内:きむらけん氏(文化探査者・作家)
参加費:1000円(ガイド料、保険代含む)
募集人数:各日20名程度 ※ご参加者はマスク着用をお願いします。
申込:2021年11月22日(月)必着
第一希望日、第二希望日を必ず明記してください。(応募多数の場合は抽選)


俳句鑑賞会

〈ご寄稿要項

日時:2021年10月26日(火)、11月30日(火)、12月14日(火)
午前10時半~正午
場所:文学館2階講義室
参加費:200円
※秀句一句とご自作があれば一句お持ちください。


※詳細は、「おしらせ」156号をご確認ください。

「おしらせ」156号は、下記ボタンをクリックすると、閲覧またはダウンロードできます。

「おしらせ」152号PDFファイル

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